日本の神社・神道、そして四季の風習や文化を世界に伝えるブログ。 古来から受け継がれてきた「八百万の神」の物語や祈りの形を、分かりやすく、やさしく紹介

夏越の祓と茅の輪くぐり|半年の穢れを祓い、心を新たにする日本の祈り

四季と年中行事
  1. この記事で得られること
  2. 導入|茅の輪をくぐる、その一歩に込める祈り
  3. 第1章 夏越の祓とは|半年の穢れを祓う「大祓」の起源と意味
    1. 夏越の祓の起源:『延喜式』に見る古代の祓え
    2. 大祓の目的と「祓(はらえ)」の思想
    3. 夏越の祓と年越の祓の違い
  4. 第2章 茅の輪くぐりの由来と伝説|蘇民将来の物語
    1. 蘇民将来の伝承とスサノオ命
    2. 茅の輪の象徴するもの
    3. 茅の輪の歴史的変遷
  5. 第3章 茅の輪くぐりの作法と唱え詞|正しいくぐり方と心構え
    1. 茅の輪のくぐり方|八の字に三度くぐる
    2. 唱え詞と古歌|祓詞のリズムに心を合わせる
    3. 服装と持ち物、参拝時の心構え
  6. 第4章 全国の夏越の祓と茅の輪神事|地域ごとの特色と風景
    1. 京都・八坂神社の「茅の輪くぐり」
    2. 奈良・大神神社の「茅の輪守」
    3. 地域ごとに異なる祓の形
  7. 第5章 夏越の祓に込められた願い|現代に生きる祓えのこころ
    1. 祓えは心のリセット
    2. 祓の文化を未来へ
    3. 日常の中の「祓」
  8. まとめ|茅の香とともに、半年を結び直す
    1. 要点整理
  9. FAQ|よくある質問
    1. Q1. 夏越の祓はいつ行われますか?
    2. Q2. 茅の輪の正しいくぐり方は?
    3. Q3. 何か唱える言葉はありますか?
    4. Q4. 服装や持ち物に決まりはありますか?
    5. Q5. 子どもや初めての人でも参加できますか?
    6. Q6. 年越の祓との違いは?
  10. 参考情報・引用元
  11. お知らせ|次の一歩へ
    1. 茅の輪をくぐる前に、心と所作を整える

この記事で得られること

  • 「夏越の祓(なごしのはらえ)」の起源や意味を、神道の思想とともに理解できます。
  • 茅の輪くぐりの作法や唱え詞、地域ごとの特色をわかりやすく学べます。
  • 古来の祓えの精神を、現代の暮らしに生かすヒントを得られます。
  • 心と生活を整える「小さな祓」の実践方法を知ることができます。
  • 神社での体験をより深く味わうための心構えを身につけられます。

導入|茅の輪をくぐる、その一歩に込める祈り

六月の終わり、境内に立つ大きな茅の輪(ちのわ)を前にすると、草の香がふっと胸の奥に届きます。半年のあいだに積もった思いや疲れを静かにほどき、もう一度新しい季節を迎える——それが「夏越の祓(なごしのはらえ)」です。

この神事は、千年以上にわたって続く日本の祈りのかたち。人々は輪をくぐりながら、自然とともに生きてきた日々を振り返り、心と体の曇りを清めてきました。そこにあるのは、過去を断ち切る儀式ではなく、「感謝と再生」の祈りです。

この記事では、夏越の祓の起源や茅の輪の由来、そして現代に生きる祓えの心を、やさしい言葉でたどっていきます。あなたの中にある“祈る力”を思い出す、静かな時間の旅へご案内します。


第1章 夏越の祓とは|半年の穢れを祓う「大祓」の起源と意味

夏越の祓の起源:『延喜式』に見る古代の祓え

六月、湿りを含んだ風が杉の梢を渡り、社殿の木肌に薄い光がのります。私たちは一年を二つに折りたたむ、その折り目に立っています。そこで行われるのが「夏越の祓(なごしのはらえ)」です。古代の法令・儀礼集『延喜式(えんぎしき:10世紀に編まれた国家の儀礼と規則の集成)』には「六月晦大祓(ろくがつみそかのおおはらえ)」と記され、朝廷や地方官の場で、半年の罪・穢(けが)れを祓い清め、共同体の秩序と生命力を守るために営まれました(実施はおおむね6月30日)。

—鳥居をくぐる一歩は、過去と未来を綴じ直す針のひと刺し。

古記録の背景にあるのは、疫病や風水害への不安、そしてそれを乗り越えたいという切実な思いです。夏越の祓は儀式であると同時に、社会の呼吸を整える「再起動」の知恵でした。そのリズムは、現代の私たちの暮らしにも静かに重なります。

大祓の目的と「祓(はらえ)」の思想

神道における「祓(はらえ)」は、誰かを裁く行為ではなく、曇りを払い本来の清明へ帰す営みです。ここでいう穢れとは、死や病、争いなどの出来事だけでなく、乱れた言葉や溜(た)まった疲れといった心身のにごりも含む概念です。「大祓(おおはらえ:半年ごとに行う代表的な祓いの儀式)」では、共同体でそのにごりを受け止め、自然の力に託して流します。

具体的には、祝詞(のりと:神前で唱える言葉)を奏上し、人形(ひとがた:紙で作った人形に穢れを移す形代)に息を吹きかけ、茅の輪(ちのわ:チガヤで作る輪)をくぐります。身体・言葉・自然を再び結び直す一連の所作をたどるうちに、心が整い、日常の調子が戻ってきます。むずかしく言わずに言い換えるなら、祓いとは「心の風通しを良くすること」です。部屋の窓を開けて空気を入れ替えるのに、特別な理由はいりません。

夏越の祓と年越の祓の違い

同じ大祓でも、六月の「夏越の祓」と十二月の「年越の祓(としこしのはらえ)」では、季節と目的の重心が少し異なります。夏越は上半期の総決算として、暑さの季節に向けて身心を軽くする祈り。年越は一年の総括として、新年を迎えるために場と心を整える祈りです。どちらも再生へ向かう扉ですが、湿りを帯びる時季に行う夏越は、いのちをもう一度立ち上げるための“軽量化”に重きが置かれます。

—半歩だけ軽くなる足どり。その半歩が、次の季節の選択を静かに変えていく。

儀礼の価値は古さそのものではありません。私たちの暮らしの呼吸に調子を与え続けるからこそ、受け継がれてきました。境内を渡る微かな風に頬をなでられるたび、その確かさに気づきます。風が止んだあとに残る、やわらかな静けさのように。


第2章 茅の輪くぐりの由来と伝説|蘇民将来の物語

蘇民将来の伝承とスサノオ命

境内に立つと、茅の青い香りがふっと鼻先をかすめます。茅の輪の前に立つたび、蘇民将来(そみんしょうらい)の物語を思い出します。ささやかなもてなしが命を守る護符へと変わる——人の温かさが神意と響き合う瞬間です。

「茅の輪くぐり」の起源は、『備後国風土記(びんごのくにふどき)』逸文に記された蘇民将来の説話に遡ります。旅の途中の素戔嗚尊(すさのおのみこと)が宿を求めたとき、裕福な巨旦将来(こたんしょうらい)はこれを断り、貧しい兄・蘇民将来は惜しみなくもてなしました。のちに素戔嗚尊は恩に報い、蘇民将来の子孫へ「茅の輪を腰につければ疫病を免れる」と告げてその家系を守護したと伝えられます。

この伝承は、誠実な行いこそ最大の祈りであることを教え、各地の疫病除け信仰の基盤となりました。今も多くの神社で「蘇民将来子孫也」と記した札や茅の輪守が授与され、暮らしの戸口に小さな結界を結びます。

—茅の香の奥に、千年前の約束が静かに脈打っています。

茅の輪の象徴するもの

茅の輪は、刈ってもまた芽吹く生命力の強いチガヤ(茅)を束ねて作られます。しなやかな草は「蘇り」「再生」のしるし、輪のかたちは「永遠」「循環」「調和」を表します。むずかしく言えば象徴論ですが、やわらかく言い換えるなら、暮らしに風を通す丸窓のような存在です。

茅の輪をくぐるとは、自然の命の輪へ“戻る”こと。人が自然と一体であるという古い記憶を、からだの動きで思い出す時間です。足を一歩進めるごとに胸の曇りが薄れ、視界がひらけていきます。

—くぐるたび、目に見えない境界が一枚ずつはがれていきます。

茅の輪の歴史的変遷

平安時代には、宮中の六月祓(みなづきはらえ)で茅の輪を身につけて清める風習が見られました。『延喜式(えんぎしき)』にも六月晦日の祓に関する記述があり、当時すでに「疫病除け」の観念が儀礼に結びついていたことがうかがえます。中世には寺社の門前に大きな茅の輪が設けられ、庶民がその下をくぐる実践へ。やがて近世以降、全国へ広まり、地域の風土に合わせた多彩な祓の形が育ちました。

京都・八坂神社の護符「蘇民将来子孫也」、奈良・大神神社の「茅の輪守」など、土地ごとに受け継がれた知恵が今も暮らしを守ります。茅の輪は、古典の文字が草の香と手の温度をまとって立ち上がる象徴でもあります。

—左、右、左。八の字の足どりに、幾世代の祈りが息づきます。

参考:
・『備後国風土記』逸文(國學院大學「神道史資料集成」所収)
・國學院大學「Encyclopedia of Shinto: Chinowa」https://d-museum.kokugakuin.ac.jp/eos/detail/?id=9653
・神社本庁「大祓」https://www.jinjahoncho.or.jp/omatsuri/ooharae/


第3章 茅の輪くぐりの作法と唱え詞|正しいくぐり方と心構え

茅の輪のくぐり方|八の字に三度くぐる

夏越の祓の日、境内の大きな茅の輪の前で一礼すると、青茅(あおちがや)の香りがすっと胸に満ちます。作法は神社によって多少異なりますが、一般的には左・右・左と「八の字」を描くように三度くぐるのが基本です。この所作は、天地・陰陽・心身の調和を表すとされます。

具体的には、茅の輪の前で一礼し、左へ回ってくぐります。正面に戻り、次は右回りでくぐり、最後にもう一度左回りで抜けて本殿へ。歩みは急がず、呼吸と足音がそろう速さで。東京都神社庁の解説では「左は心を、右は身を清め、三度目で魂を整える」と伝えられます(東京都神社庁)。

—八の字の足どりが、昨日までの迷いをやさしくほどきます。

唱え詞と古歌|祓詞のリズムに心を合わせる

茅の輪をくぐるとき、古くから伝わる和歌を唱えます。広く知られるのが次の一首です。

水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 延ぶというなり

「六月の祓を行う人は、千年の命を得る」という意味で、京都・八坂神社をはじめ各地で唱えられています。声に出しても、心の中で静かに響かせても構いません。リズムに呼吸を重ねると、祈りの波が身体の奥へ静かに広がります。

また、神職が奏上する大祓詞(おおはらえのことば:祓いの中心となる祝詞)には、穢れが風や川に乗って遠くへ流れ去る情景が語られます。そのイメージを思い描くことで、言葉そのものが祓いの力を帯びて響いてきます。

—唱える声は祈りの川。静かに流して、澱(おり)を遠くへ。

服装と持ち物、参拝時の心構え

茅の輪くぐりに特別な服装は要りませんが、清らかで整った装いを心がけます。帽子は脱ぎ、手水舎(てみずや)で手と口を清め、深呼吸をひとつ。心を落ち着けてから輪の前に立ちましょう。写真撮影は、他の参拝者や儀式の進行を妨げない範囲で静かに行います。

何より大切なのは、形や順序よりも「祓われる自分を受け入れる心」です。意味をすべて理解していなくても大丈夫。輪をくぐる瞬間に心の中で「ありがとう」とつぶやくだけでも、祓いの力はやさしく届きます。頬を撫でる風は、きっと神からの「もう一度」の合図です。

—くぐるたび、心が軽くなる。茅の香が、新しい季節へと導きます。

参考:
・東京都神社庁「茅の輪の由来とくぐり方」https://www.tokyo-jinjacho.or.jp/qa/jinja_matsuri/04/
・神社本庁「大祓」https://www.jinjahoncho.or.jp/omatsuri/ooharae/
・國學院大學博物館「祓-儀礼と思想-」https://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2023_harae.html


第4章 全国の夏越の祓と茅の輪神事|地域ごとの特色と風景

京都・八坂神社の「茅の輪くぐり」

6月30日、祇園の空に湿った風が通り抜けるころ、八坂神社(やさかじんじゃ)の楼門前には直径約5メートルの大きな茅(ち)が束ねられた茅の輪が立ちます。参拝者は静かに列をなし、八の字を描きながら輪をくぐります。青茅の香が風に乗り、石畳の上に祈りの波紋が広がる——その光景は、都の夏を鎮める一幕のようです。

八坂神社の茅の輪神事は「蘇民将来(そみんしょうらい)」信仰に根差しています。境内で授与される「蘇民将来子孫也(そみんしょうらい しそん なり)」の護符は、疫病退散のお守りとして受け継がれてきました。祇園祭の由来にもこの信仰が関わり、夏越の祓(なごしのはらえ)はその精神的な起点として今も息づいています。詳細は公式情報をご確認ください(八坂神社 公式サイト)。

―茅の輪をくぐるたび、京都の空気が古と今を結び直す。

奈良・大神神社の「茅の輪守」

奈良県桜井市、三輪山の麓に鎮まる大神神社(おおみわじんじゃ)では、6月30日の「夏越の大祓(おおはらえ)」に合わせて「茅の輪守(ちのわまもり)」が授与されます。玄関や門口に掛け、一年の無病息災と家内安全を祈る風習が続いています。御神体が山そのものである当社では、茅の輪は山の生命力を分かち合う象徴とされ、くぐることで自然の霊力を身に宿すと考えられています(大神神社 公式サイト:夏越の大祓)。

―緑の輪をくぐるたび、三輪の風が胸の奥でさざめく。

地域ごとに異なる祓の形

夏越の祓は、土地の風土に寄り添ってさまざまに受け継がれてきました。海辺の地域では、夕暮れの浜で身を清める「みそぎ祓え」を行う例があり、山里では川に人形(ひとがた:紙の形代)を流す「流し祓え」が伝わります。いずれも自然の力と人の祈りを結ぶ行いです。

東北地方には、子どもが藁で小さな輪を作り頭にのせて歩く風習も伝わります。形は違っても根底にあるのは「清めて、再び生きる」という願い。地域の風土が祓の形を変え、祓がまた地域の風景をつくってきました。地域例の詳しい紹介は各自治体や資料館の情報が参考になります(奈良県立民俗博物館だより 通巻第71号)。

―風土の数だけ祈りがあり、祈りの数だけ風が生まれる。

参考:
・八坂神社「夏越祭」https://www.yasaka-jinja.or.jp/
・大神神社「夏越の大祓」https://oomiwa.or.jp/matsuri/nagoshi/
・奈良県立民俗博物館だより 通巻第71号(地域の祓え風習)https://www.pref.nara.jp/secure/313933/民俗博物館だより_通巻第71号.pdf


第5章 夏越の祓に込められた願い|現代に生きる祓えのこころ

祓えは心のリセット

夏越の祓は、今を生きる私たちにも意味のある儀礼です。日々の暮らしで積もる“心のほこり”——人との摩擦、焦り、言えなかった言葉——を、茅の輪の向こうへ静かに送り出します。6月末の湿り気を含む空気の中を抜ける風のように、祓えは心に小さな「間(ま)」をつくります。その一瞬の静寂に新しい呼吸が生まれ、また歩き出す力が宿ります。

―祓うとは、忘れることではない。受けとめて、手放すこと。

祓の文化を未来へ

日本人は古来、自然とともに生き、季節の節目ごとに祈りを捧げてきました。「祓え」という文化は、自然と人との循環を保つ知恵でもあります。茅を刈り、編み、輪を作る——その一つひとつの手仕事に、感謝と再生の祈りが宿ります。素材と向き合う行為自体が、心を清める時間です。

効率が重視されがちな現代こそ、立ち止まって呼吸を整え、余白をつくることが大切です。小さな所作が心をほどき、世界とのつながりを取り戻します。祓えは古い儀式であると同時に、現代の「生き方の節目」でもあります。

―忙しさの向こうにある静寂。その静けさこそ、祓の神が宿る場所。

日常の中の「祓」

祓えは境内だけの営みではありません。朝に部屋を掃き清める、帰宅時に靴をそろえる、手を洗い深呼吸をする——それらも小さな「祓」です。外からの埃を払うように、心の曇りもひと拭いで澄んでいきます。

家庭で茅の輪守を飾る、紙の人形(ひとがた)に息を吹きかけて家族の健康を祈る、といった実践も暮らしの祓えです。大切なのは形の正確さではなく、心を澄ませる瞬間を持つこと。その静けさが、季節といのちを感じる“祈りの原点”になります。

私は毎年、茅の輪をくぐるたびに、過去の自分と未来の自分を結び直す感覚を覚えます。祓とは、時間を越えて「いま」を清めること。日々の暮らしを大切にするという祈りの形なのです。

―清めとは、生きることを愛おしむためのやさしい習慣。

参考:
・文化庁 年次報告書「伝統行事の継承」https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/hakusho_nenjihokokusho/archive/pdf/93985501_08.pdf
・國學院大學博物館「祓-儀礼と思想-」https://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2023_harae.html
・神社本庁「大祓」https://www.jinjahoncho.or.jp/omatsuri/ooharae/


まとめ|茅の香とともに、半年を結び直す

要点整理

  • 「夏越の祓(なごしのはらえ)」は六月晦日の大祓(おおはらえ:半年ごとに行う代表的な祓い)で、上半期の罪・穢(けが)れを祓い清める節目の神事です。
  • 茅の輪(ちのわ)くぐりは「蘇民将来(そみんしょうらい)」の伝承に由来し、八の字で三度くぐる作法が全国に伝わっています。
  • 唱え詞「水無月の夏越の祓する人は――」を心に響かせ、呼吸と歩みを整えることで祈りが深まります。
  • 地域ごとに祓(はらえ)の形は多様ですが、核にあるのは「清めて、再び生きる」という願いです。
  • 日常にも小さな祓を取り入れ、暮らしのリズムをやさしく整えることで、祈りは続いていきます。

―左、右、左。茅の香をまといながらくぐるその一歩が、明日の私を静かに描き替えていく。


FAQ|よくある質問

Q1. 夏越の祓はいつ行われますか?

多くの神社では6月30日に執り行われます。地域によっては7月初旬に行う場合もあるため、事前に神社の公式サイトなどで確認しましょう。

Q2. 茅の輪の正しいくぐり方は?

一般的には左→右→左の順に八の字を描くように三度くぐります。細かな作法は神社ごとに異なる場合があるため、当日の案内や掲示に従うと安心です。

Q3. 何か唱える言葉はありますか?

広く伝わる唱え詞は次の和歌です。

水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 延ぶというなり

声に出しても、心の中で静かに唱えても構いません。歌の響きとともに、心が澄んでいくのを感じてみましょう。

Q4. 服装や持ち物に決まりはありますか?

清潔で落ち着いた服装が望ましいです。帽子は脱ぎ、手水舎で手口を清めてから参拝します。撮影の可否は神社によって異なるため、周囲に配慮して行動しましょう。

Q5. 子どもや初めての人でも参加できますか?

どなたでも参加できます。神職や係の案内がある場合はそれに従い、無理なく体験しましょう。親子で一緒にくぐる姿も多く見られます。

Q6. 年越の祓との違いは?

夏越の祓は上半期の総決算として心身を整える儀式、年越の祓は一年の総括として新年を迎えるための清めです。どちらも「再生」を願う祈りですが、夏越は特に「これからの半年を生き抜くための清め」として位置づけられます。


参考情報・引用元


お知らせ|次の一歩へ

茅の輪をくぐる前に、心と所作を整える

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―茅の香が合図。半年をやさしく結び直し、次の季節へ。

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